入札参加資格申請の電子化について(総務課)

1 入札参加資格申請の電子化について

(1)概要

 現在、紙のみで受け付けている入札参加資格申請を電子申請で受け付ける。電子化することで担当者の時間外の削減、保管場所の削減をする。
 (テーマ:デジタル申請、既存事業の見直し)

(2)現状分析・課題

 隔年2月~3月で入札参加資格申請の受付を行っているが、現状は紙の申請書を窓口及び郵送のみで受付を行っている。紙で受け付けた書類について、担当者がエクセルに入力する業務が発生し負担となっている。
 また、1件当たりA4フラットファイル1冊となるので、保管場所として、本庁舎地下の総務課倉庫の半分を占めている。
 さらに、平成19年から申請書様式の見直しをほぼ行っておらず、押印が必要なこと、添付書類が多いこと、独自様式のため手間がかかること、郵送の場合郵送代がかかる等業者に負担を強いていることが申請者側の問題となっている。

(3)解決手段の概要説明・手法

①LOGOフォーム ※電子申請フォーム作成プラットフォームのこと
 申請書一式が電子化されることで、ファイルの保管場所が不要となる。申請内容を照会したい時に自席で確認できるため、書類を探す手間が減る。
 フォームを新規作成し、申請に必要な項目の見直しをする。あわせて申請書の押印を廃止する。郵送にかかる申請者の費用を削減する。
②RPA ※パソコンの定型業務を自動化するソフトウェアのこと
 担当者の入力業務を自動化することで業務の削減ができる。
③AI-OCR ※AIが画像データから文字を読み取り、高い精度で文字データに変換するソフトウェアのこと
 申請者側の入力作業を削減するために、国・県から交付される書類は写しのデータを添付させ、PDFの自動読み込み、自動入力する。

(4)効果

・保管場所の削減効果:本庁舎地下の総務課倉庫(文書保管箱×60個分程度)
・申請者の負担軽減:様式簡略化による作成負担軽減、郵送代の削減
・担当者の負担軽減:入力業務の時間削減(230時間)
 ※ただし、フォームの作成・検証の業務が発生

(5)懸念事項

 新規の入力フォームとなるため、入力の方法がわからない等問合せが増加する懸念あり。電子申請が困難な申請者には総務課窓口で入力支援を行う必要あり。

(6)他自治体の事例・その他

[県内]静岡県:電子入力はできるが、紙出力し郵送する
[県外]岐阜県下呂市、大阪府牧方市:LOGOフォームでの申請受付

2 小山町職員アイデアソンについて

 本アイデアは、令和4年度小山町DX人材育成研修の一環として、参加者が考案したアイデアを公表するものです。その他のアイデアは、以下の一覧ページからご覧ください。


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