水道メーター管理の電子化からスマートメーター導入について(上下水道課)

1、水道メーター管理の電子化からスマートメーター導入について

(1)アイデアの概要

 検針員に属人化している水道メーターにかかる情報を、可視化・デジタル化することで職員の利活用や業務の効率化を図る。また、スマートメーターを導入することで、検針困難個所を含め水道メーターの検針が不要となる。

(2)現状分析

① 水道メーターの設置状況及び設置位置は、休止の検針、メーターの検満交換や配水管布設替えに伴う引直し工事等の業務に利用するため、把握しておかなければならない情報である。しかし、定期検針を検針員に委託しているため、職員が正確な情報を完全には把握できていない。
② 検針を委託している検針員についても、業務形態や高齢化等により担い手不足が深刻な問題となっている。

(3)解決手段の概要説明・導入理由

① メーターの定期検針時に、位置が分かる写真を撮影しLINEに投稿してもらうことで、写真と位置情報によるメーター位置を把握する。また、その情報をPasCALやゼンリン(ともに、地図情報サービスのこと)といった地図データに落とし込み、可視化や検索できるようにする。
② 既存のメーターをスマートメーターに変えることで、常時メーターから検針データを拾い出せるため、検針を委託する必要が無くなる。また、①で得た情報から、スマートメーターに変えるのに適さない場所が見つかれば、前もって対応することができる。

(4)期待される効果

① 設置位置が不明メーターを探す時間が削減できる。
② 検針員の確保や引継ぎの調整に係る事務が削減できる。

(5)懸念事項

① 検針員への一時的な負担増となる。
② スマートメーター移行する費用が莫大となることが見込まれる。
 (導入方法によってデジタル田園都市国家構想推進交付金が活用可能)

(6)他自治体事例・その他記載事項

 東京都や大阪府豊中市・吹田市といった大都市圏を中心に、県内でも湖西市等でスマートメーターの実証実験を進めている。

2、小山町職員アイデアソンについて

本アイデアは、令和4年度小山町DX人材育成研修の一環として、参加者が考案したアイデアを公表するものです。その他のアイデアは、以下の一覧ページからご覧ください。